穢れたかつての友との地

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本編

 任務を終えた後の、休暇中、アルマは自室で一人窓の外を眺めていた。窓の下には普段と変わらず王国軍の兵士や、王都に用があるのであろう商人、冒険者たちがいる。
 兵士や商人は良いのだ。盗賊行為を行っていた冒険者たちが未だに我が物顔でこの街を歩いていることが許せなかった。
 アルマとかつての仲間たちの仲を引き裂いた彼らを、一人として許しておけない。そう思いながらも自らが持つ立場を鑑みて、どうしようもないとただ一人刀剣を握りしめることしかできない。
 そう思っていた矢先、扉が叩かれる。

「誰だ?」
「アーデだ」
「何!?」

 アーデ。扉の奥から聞こえた重い女性の声は、あのアルマと戦った魔特会の女戦士だった。アルマは警戒しながらも扉を開け、彼女を部屋へと引き入れた。

「なんだ。ボスに口止めをして来いとでも言われたか?」
「いいや。会長とて人間種。こんな時代にわざわざ大きく戦力をそぐような真似はしない」
「じゃあなんだ?」
「依頼があると。貴様一人に対する依頼があるとおっしゃっていた」
「依頼?」
「ああ。内容は全て本部で話す。もしここで断られたら、そのまま帰ってきていいとも言われている」

 パブロのムカつく対応に、腹を立てながらも、休暇を取っているアルマにとって、都合の悪い話ではなかった。

「もちろん、向こうに行ってから断ってもいいだけだろう?」
「さあな。私はついてくるのかこないのか、それだけを訪ねてこいと言われている」
「わかった――」

 そう言った瞬間、すぐにアーデは転移を唱え、アルマと共に魔特会本拠地へと転移した。

 光がはじけた先には、あのパブロが気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべながら立っていた。
「数日ぶりですね。アルマさん?」
「早く要件だ」
「やはり冒険者に与えられた裁定に納得いっていないご様子で。まあそうでしょう。現実的に考えれば、今この戦争が起きるかもしれない中、組織を解体するより、彼らの盗賊行為に目を瞑った方が頭が良い」
「お前は俺を煽るために、ここに呼び出したのか?」
「いえいえ。私たちはもちろん依頼をするためにあなたをここに呼んだのです」

 パブロは後ろの机に歩いていき、アルマを促す。未だ警戒しているアルマは、恐る恐る机と近づき、パブロがさしている紙に目を落とす。右下に方位記号が描かれたそれは地図だということがわかる。

「これは?」
「傭兵都市から東へ少し進んだところにある大戦時の砦跡。通称黒岩の砦」

 アルマはその砦の名前に聞き覚えがあった。聞き覚えどころではない。そこに行き、そこで戦闘を行ったことがある。
 戦鎚の悪魔。そうガルベスがパーティ解散後に基地としていた砦だ。そしてアルマとガルベスの雌雄を決したところ。
 何も気づいていないように見えるパブロにそれを悟られないように、尋ねる。

「ここになにが?」
「かつて戦鎚の悪魔と呼ばれた盗賊がここにいたそうですが、その盗賊は一人の短剣使いの少年に殺されたと――」

 凄まじい音を鳴らして、その机は真っ二つに砕け散る。その音に周囲で仕事をしていたであろう魔特会の者たちは、息をのみ、パブロとアルマの動向を伺っている。

「どこまで知っている?」
「どこまで? さあ、どこまでと言われましても。その少年が今や王国軍の兵士となり、私の仕事机を破壊したことくらいしか」

 パブロの胸倉をつかみ、片方の手で、刀剣の柄を握りしめる。

「人を小ばかにするのもいい加減にしろよ? お前らの悪事をばらして、この組織を解体するなんて、赤子の手をひねるより簡単だ。それより、今すぐ俺と戦うか? 骨すらも残らなくしてやるが」
「そこです。貴方は過去の傷を、仲間と共に乗り越えたつもりでいるようですが、以前過去に囚われすぎている。生憎この砦は冒険者たちの拠点と化し、今や戦鎚の悪魔の|棘戦鎚《スパイクメイス》はどうなっていることやら」

 相も変わらぬ冷静な態度で話を続けるパブロの、襟を整えながら、アルマは小さな声で謝罪する。

「そこで私たちは貴方に提案をしに来ました。傭兵都市から東にある砦。そこを我ら魔特会の拠点とできれば、中立と言いつつも動向が伺い知れない獣人種の軍勢を抑え込むことができる」

 パブロのその言葉にはっと、アルマはかつての友のことを思い出す。リアムとレオン。かつてガルベスたちと共に、獣人種の王を決める戦いに身を投じたこと。あの時リアムはアルマたちへ全面的な友好関係を約束してくれたが、人と獣の国交は未だ断絶状態だ。
 それもそうだろう。大戦で、人間と同盟関係にあった獣人は、魔人に寝返り、人間種を襲ったというのだから。
 だとしても、リアムが作り上げた国家は、リアムたちは違う。それをわかっているのは現状、死んでしまったガルベスを除いて三人しかおらず、ジンの行方も分かっていないことを考えると、アルマとバンディの二人だけ。
 人間種の獣人に対する考えは、パブロのようなものばかりだろう。

「そうか……。そうだよな。だが俺もガルベスの墓があるあの場所を冒険者に汚されているのは腹が立つ。だから協力しよう。王国軍兵士という称は今はなしだ。だだ一人の男、アルマ=レイヴンとして」
「そう答えてくれると信じていました。ただ砦のような防御態勢が整っているところに単身向かわせるようなことはしません。もちろん戦闘時は一人ですが、その砦から冒険者に逃げられて、増援を呼ばれるようなことは」
「どうするんだ?」
「我らの戦士を四人お貸しします。ご存じの通り、黒岩の砦は、ほぼ正方形をしており、その四つ角に彼らが待機し、アルマさんが砦に侵入後、物理結界を発現します。四人で一つの物理結界を維持し、アルマさんが砦にて冒険者狩りをしている間は誰一人その砦には入れませんし、逃げることもできません」
「鳥かごか」
「なるほど、鳥かごですか。それなら私たちに見せてくださいよ。鳥かごに雛と狼を一緒に入れたらどうなるのかを……」

 不敵に笑うパブロを気味悪がりながら、アルマはつぶやく。

「狼は鳥かごに入らないだろう」



 黒岩の砦に辿り着いたアルマは、魔特会の戦士たちにアイコンタクトをし、一人砦の中に入っていく。アルマが砦の中に入ったことを戦士たちが確認すると、砦を半透明の物理結界が見る見るうちに覆っていった。

 その異変に気付いた砦の冒険者たちは、騒めきながら侵入者であるアルマの元へ歩いてくる。

――素性をばれてはいけないあなたにはこの仮面をお貸ししましょう。その醜い腕にちなんだ狼の仮面――

「誰だぁ? お前は。この結界もお前の仕業か?」

 黒いフードを深く被るアルマは、中庭で虚しく存在する|棘戦鎚《スパイクメイス》の下、そこにはガルベスの亡骸が眠っている。幸か不幸か|棘戦鎚《スパイクメイス》は未だ手を付けられていないものの、ガルベスの墓は明らかに冒険者たちに踏み荒らされていた。
 ただその事実だけ。それだけだった。アルマを激昂させるには十分すぎる事実。

「サイレンス……」

 背中に背負われていた|紅砲剣《エクスタシス》は、アルマの怒りに呼応するように、黒き狼に姿を変える。
 アルマも同様、黒い刀剣を抜き、話しかけてきた冒険者の首を切り裂いた。「あ、ががが」と声にならない声を上げ、血を吹き出しながら倒れた冒険者に驚き、その空間は一瞬の静寂に包まれるが、異常事態に気づいたものたちから、武器を手にアルマの元へ駆け寄っていく。

 しかし魔物の力を持つアルマにとって、名も馳せていない冒険者なんて取るに足らない存在だった。
 迫りくる敵を、刀剣によって切り裂き、攻撃をよけ、切り裂く。それに合わせ、サイレンスも、主の思い出の地を壊さないよう、砦に対するダメージを最小限に抑えながら、魔法による攻撃を放っていく。

 一人と一匹しかいないというのに、強大な数の敵と戦っているような錯覚に陥る冒険者たちはだんだんとその士気を下げていく。
 何よりも、仮面を被った人間であろう人物が、高らかに笑いながら、自らたちの仲間を殺しているのだ。その狂気に満ちた笑いは、長い間悪事に手を染めてきたような冒険者の心さえも、悉く砕かせた。

 快楽だった。憎き相手を依頼という大義名分のもと屠ることができるこの時間はまさに、何よりの快楽だった。仮面越しに浴びる鮮血が、相手の肉を断ち切る感触が、鼓膜を震わす断末魔が、サイレンスの魔法によって倒れていく冒険者が、すべてか心地良い。

 もちろんそんな狂気じみた者が、侵入者であれば、冒険者たちは恐怖に気圧され、その場から逃げ出そうとする。しかし砦の周囲は魔特会の戦士たちによる物理結界によって逃げることができない。だから皆、一番人が入ることのできる北の塔へと逃げていく。
 それに合わせ、アルマはゆっくりと北の塔へと歩いていった。

 その時、扉からは見覚えのある甲冑に身を包んだ男が、数人の鎖に繋がれた女を連れ、出てきた。

「あいつか? ああわかった」

 ほかの冒険者に確認を取ったその男は、アルマに声をかける。

「よう。お前がなんでここを襲いに来たかは知らねえけど、魔物を使役していることを見るとこいつらを取り戻しに来た獣人ではねえんだろ? どれか好きなの一匹やるからさ、今回は見逃してくれねえか?」

 そう言った男の前にならばされた女性は皆、若い獣人であった。しかし首に繋がれた鎖以外身に纏っているものはなく、体のあちこちに傷やら、青あざなどができていることを見る限り、そういうことなのであろう。
 ガルベスの墓があるここでそんなことをしていたということだけで、腹が立つというのに、この目の前に立った男の甲冑は、あろうことか王国正規軍の鎧であった。

「その鎧はどこで?」
「あ。ちっ。このまま出てくるんじゃなかったなぁ。まあ王国軍だけど、こいつらの商売に目を瞑る代わりに、金をもらってたっていうよくあるやつだよ」
「商売?」
「獣人の若い雌を使った娼館さぁ。なんだよ、知ってて来たのかと思ってたのになぁ」
「よくあるのか……」
「まあ頭の良い奴らは皆こうして冒険者と繋がって、懐を温めているだろうさ」

 その言葉に、この者たちへの救いはいらないと気付いたアルマは、刀剣を振るい、その刃にこびりついた血肉を払った。

「ここまでした奴が、あっさりと引いてくれるわけもねえか」

 ぐんと鎖を引っ張り、女たちを転ばせ、その者たちを跨ぎ、男は前に出た。背中に背負っていた盾を取り、腰に差していた剣を抜く。
 王国軍御用達の正統剣術。ランスと戦ったことがあるために、この剣術はある程度知っていたアルマは、今一度刀剣を構えなおし、男と対峙する。

 瞬間、弾ける様に男へ肉薄したアルマは凄まじい勢いで刀剣を振り抜いた。読みやすい軌道であったがために、その斬撃は盾によって防がれるが、それも計算通り。男をここに釘付けにした直後、サイレンスが男の横を通り過ぎ、多くの冒険者が隠れたであろう北の塔に入っていく。
 これで残党狩りはサイレンスが行ってくれるだろう。アルマはこの誰とも知らない王国正規兵に集中できる。

 アルマの一太刀を盾で受けた男は、その力具合からか、アルマの実力を悟った気になり、隙だらけに斬撃を放つ。相手の実力を測り切れない者に、長く生きる資格はない。

 男の斬撃を華麗に避け、刀剣を一度鞘に納め、男の胴体目掛けて、一閃。リーシュとの訓練の中で、鎧を装備した敵すらも屠る一閃を放ちたいと相談したところ、特殊な魔方陣を刻んでくれ、切れ味を落とす代わりに、刀身に鎧を打ち砕くほどの堅牢さを持たせることに成功した。
 そしてこの斬撃こそ、その魔方陣を起動させて放つ一閃。重一閃。

 バキンと凄まじい金属を破壊する音が鳴り響くと同時に、男の鎧が砕け散る。砕けた鎧は男の腹へと突き刺さり、その痛みに耐えかねた男は、絶叫と共に吐血する。ただ鎧を砕いただけでなく、鎧を砕くほどの重撃はあばらの骨や内臓をも破壊する。
 魔物の筋肉を持つアルマの腕から放たれた攻撃は、一撃で男を沈めて見せた。

 そしてその男が地面に伏したのとほぼ同時に、白い毛並みに戻ったサイレンスが現れた。そのサイレンスを|紅砲剣《エクスタシス》に戻し、獣人の女たちの鎖を魔弾によって破壊し、クロノスの懐に入っている荒布を取り出し、獣人の女たちへ渡した。

「あ、ありが――」
「ほかにもいるのか?」
「な、中に……」
「必ず助けるから、今は待っててくれ」

 仮面をつけ、冒険者を皆殺しにしたアルマに恐れを抱いていたが、その言葉を聞けば、じんわりと瞳の奥に光が灯っていく。

 アルマは依頼が終了したことを伝えるべく、魔特会の戦士たちの元へ歩いていこうとした。その時、目の前に白く輝く魔方陣が現れ、それが弾けると、そこにはパブロが立っていた。

「どこかで見てたのか? タイミングいいじゃないか」

 仮面を外そうとしたアルマに対し、パブロはそれを止める。

「まだどこに目があるかわかりませんから、仮面は外さない方がいいでしょう。王国軍という立場を鑑みれば」
「それもそうか」
「まずは謝罪ですかね。申し訳ありませんでした。この砦がこのような現状になっていることは事前に知っていて、あなたの実力を試すためにこのような依頼をさせていただきました」
「まあ、そんな気はしていたがな。獣人はどうするつもりだ?」
「獣人ですか……。送り届けるにも、国交はないので、獣人種領には立ち入れません。ここで解放するしかないでしょう」
「体力もない彼女たちを、冬の山に放り出すのか。鎧に狼を刻んで狼人族を崇めてような奴らが、獣人を見捨てるのか。そうか。もういいから、依頼料はいらないから、馬車を一台。馬はいらないから。お前くらいの魔力量ならタチャラからここまでの距離でも余裕だろう?」
「えっ」

 そう言ってアルマはパブロを後にして、獣人の女たちの元へ歩いていく。

「俺がヴァルグランドへ送っていく。ここにいても危ないだけだから、歩けそうか?」

 獣人の女たちは心配そうに、アルマのことを伺いながらも静かに頷き、アルマの後をついていく。

「いやちょっと待っててくれ。中にいる人たちもつれてくるから」

 その言葉を聞いた女たちはもう一度、地べたに座り込む。

――山に潜って、|人型《ヒューマノイド》の獣人だけ攫ってくるなんて。

 北の塔に入れば、ここで行われていた過去の凄惨な残り香が強く鼻腔を刺激した。嗅覚とかそういう話ではない。どこからか感じる恐怖と、歪んだ快楽の香り。
 塔を上ると、血に塗れた女たちが鎖に繋がれてうなだれているのを見つけた。近くには鞭やら棍棒やら、これで女たちを殴っていたのだと予想できる道具の数々が並んでいる。ちらちらと視界に揺れる蝋燭の炎は、消えているものや、消えかかっているものが多く、少なからず煌々と勢い良く燃えている蝋燭は一つたりとも存在しなかった。

「強姦だけじゃなくて、拷問もか……」
 一人の女に近づき、顔を覗き込むと、既に瞳は開き切っている。
「だめか……。すまない」
 魔弾で鎖を破壊し、荒布を引いた地面の上に寝かせ、また新たな荒布を被せる。その反対側に繋がれた女に近づき、同じように顔を覗き込むと、敵意を剥きだしにした目で、アルマに噛みつこうとした。
「よかった、生きていて……」
 鋭く睨みつけている女の鎖を魔弾によって破壊し、目の前にポセイドンの涙で生成した水を差しだした。
「大丈夫、毒は入ってない。まだ生きている人を探してくるから、飲んでも飲まなくても。でも今日ヴァルグランドを目指すから」
 淡々とそう告げたアルマを驚き見つめる女は、警戒しながらもポセイドンの涙を手にし、ゆっくりと水を飲み始めた。
 その後、見つけられた女は三人、うち二人は既に息を引き取っていた。
 外にいるのを含めて、八人。八人のうち三人が死んでしまっている。他の五人も既に希望をなくし、廃人の様な顔をしてしまっている。

「腐ってる」

 ガルベスと決闘したこの砦がこんなことに使われていたこともそうだが、この一端を王国軍の兵士が握っていたということも。



「これで足ると思いますが」
 そういうパブロの持ってきた馬車は、普通の本当に質素なものだった。
「十分だ」
 アルマはまず女たちを馬車に乗せ、彼女たちに預けるように、三人の死体を載せた。そして|紅砲剣《エクスタシス》をサイレンスに変化させ、「今日はもう少し頼むよ」と言い、自らの魔力をサイレンスに分け与える。
「獣人種領獣都ヴァルグランドだ。興味あるんじゃないか? 魔特会は結局知識を求めている集団なんだろう? 彼女たちのこともあるし、獣王に会えるかもしれない」
 沈んだ顔で淡々と話すアルマに戸惑いながらも、知識欲に勝てないパブロはアルマの指示通り馬車へ乗り込む。馬車を引くサイレンスの手綱を持つアルマの隣に座ったパブロは、アルマの|圧力《プレッシャー》にも屈しなかったというのに、落胆しているアルマを見て、調子を崩しているようだった。



「先ほど獣王に会えるかもと言っていましたが、人間種たちの私たちが領土を侵犯したと、捕らえられるのでは?」
「そんな疑問があるのにひょいひょいとついてきたのか?」
「いえ、如何せん知識欲には勝てない性分で」
「それで命を落とさなけりゃいいけどな」
「いやはや、その通りで」
「仲間なんだ。獣王とは」
「え?」
 驚き、隣に座るアルマの顔を見つめるパブロの顔は、部下には見せられないほどにアホ面であった。
「昔傭兵都市で、傭兵をしてた時。冒険者にはなれない仲間たちと、個人で契約をして仕事をしてた時、俺がその仲間との初めての依頼が、現獣王からの匿名依頼だったんだ。一戦士だった獣王が、国をよくするために協力してほしいって。それで身分を偽って、獣人の王戦決闘に参加したんだ」
「まさか。貴方が王国軍選抜試験で魔人を退けてから、素性を調べ上げてもらいましたが、そんなことをしていたとは」
「素性を調べ上げたって。気持ちの悪いことを……」
「申し訳ない。それらについてはこの依頼がちゃんと終わってから全て説明させていただきます」
「頼む」
 それ以降二人の間に会話は起こらず、静寂が流れた。

次話


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  • 最終更新:2020-04-16 01:24:25

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