魔術体系

概要

長命種のエネルギー器官を利用した駆動魔法を起源とする、幻想小説の魔法が現実となった姿。
その姿は年代によって変化しているが、基本的に種本来の生命力を利用して発現するという形式は変わらない。

駆動魔法

概要

長命種が無意識的に行っていた光合成によって溜められたエネルギーが、体内に溜め込まれた結果、飽和病という熱病を発症。そのエネルギーを放出するために作られた機械を切っ掛けに誕生した技術。

飽和病

長命種の飽和したエネルギーが熱という形で、エネルギーを放出し始めた結果、体温が上昇し、多くの死者を出した病。
それを防ぐためエネルギー器官の発見と同時に、そのエネルギーを体中に巡らせる血管似た管、霊管に対し、太い霊管が通う手首に腕輪型の装置を接続することで、光としてそのエネルギーを放出させていた。

駆動装置誕生

そのエネルギーをもっと効率的に扱えるよう技術者が試行錯誤した結果、最初の駆動魔法はパワードスーツのエンジンとして誕生。当時の名称は駆動装置であった。
当時、瓦礫だらけの地表を整備するために制作されたパワードスーツに腕輪を接続することでそのパワードスーツを動かせるように改良した。
その後も農園開拓のため、土地を耕す駆動装置や、電力設備がままならない世界で火をおこすために発火させる駆動装置や、大量の水を操作するための駆動装置など、あらゆる事象において製作された。

軽量化、魔法化

元は腕輪型であった駆動装置もどんどんと軽量化されていき、最終的にマイクロチップにまで発展した。
そのマイクロチップを埋め込んだ場所の目印として、旧世界の書物に描かれていた魔法に見立て、六芒星を手の平に描くようになったのが駆動魔法という名称になったきっかけであった。

完全魔法化

魔法という名称になったが故に、マイクロチップを無しに、人の身体だけで魔法を発現できないかという研究に至る。
結果特定の遺伝配列を遺伝子に組み込むことによって、機械と感応する電磁波をエネルギーによって発することが出来るようになる。
その遺伝配列を組み込んだオリジナルが産んだ子供は、オリジナル以上に膨大な電磁波を発信できることがわかり、駆動魔法として一旦規模が小さくなった力も、圧倒的な効率で運用できるように進化した。

駆動魔法の誕生と終わり

発火から炎操作。水操作から水生成。耕作から地形変動。
便利ツールから自然現象を操る装置へと進化した駆動装置はとうとう旧世界の書物に描かれた魔法とほぼ同レベルの技術に発展した。
そこから人類は時空を操る駆動魔法の研究を始める。
しかし時間と空間と呼ばれる自然現象は、人の手に負えるものではなく、時空を操る駆動魔法の開発計画は凍結する。
その約五百年の後、凍結した開発計画に着手した研究者がいたが、それは失敗に終わり世界に存在する文明を破壊するに至り、やっと誕生したと思われた魔法は今一度その技術に幕を下ろすこととなる。

開拓時代魔術

自然的魔術の消失

失われた駆動魔法の発現方法は未だ人類の記憶にあったが、文明破壊により、発現の触媒が無くなってしまい、発現が不可能になってしまう。しかし多くある記録の内、一人が一度だけ魔術を詠唱し使用した記録が残っている。賢者となるはずだった者は、自らの野望と共にかつての友の刃によって倒れ、駆動魔法が世界に知れ渡ることはなかった。

「ヴァン……シャルフ……バレト……」

その者が放った詠唱文。
意味は風・鋭く・放つ。これによって発現する魔術は、風刃という風によって作られた刃を打ち出す魔法だった。
その者は自らの拘束を解くためにそれを行った。

世界システムの誕生

文明は滅びたものの、頑強なシェルターによって守られていたイレイスを代表とする、かつての文明の中枢部分は何一つ破壊されていなかった。文明破壊によって引き起こされた戦火を生き延びた第一子は、地獄とも思える地上から命からがら、その地下シェルターを発掘し、新たに科学を発展させることを誓う。
しかし未だ脳髄のみになったイレイスとの話し合いの結果、認知されるような科学を捨て、駆動魔法を本当の魔法に昇華させることを決める。
結果、世界中の人々が魔術を使おうとした電磁波をイレイスが察知し、その地点に魔術をイレイスが発現するという方法をとることに。
しかしそれを行うには旧人類であるイレイスでは明らかにエネルギーが足りなかったため、拠点を変え、世界樹と称されている巨大な傀儡たちの集合体の下に移す。
そしてイレイスを世界樹のエネルギーを利用することで、世界で発現される駆動魔法全ての中枢、世界システムとなる。

素質ある者

その電磁波が弱いと、イレイスが察知できないという問題を、才能という言葉に置き換えることで、魔術は等しいものではなく、高尚な才ある者しか使用できないものとして、世界に広め、文明を破壊したときのように、当たり前による倫理観の欠如が起こらないようにした。

賢者

それをファンタジー的な伝承として世界中に広める一方で、駆動魔法になる前の兵器、駆動装置を世界に広めることで、魔術の神格化を図るため、第一子は長い旅に出ることになる。

急進時代魔術

概要

時代に合った特有の使用方法で体現した賢者によって魔術は広められたが、この時代でそれが扱われることはほとんどなく、根本では一緒である駆動装置の利用の方が多かった。

駆動装置

機械をベースに、自らの生命エネルギーを使用することで、莫大な火力を齎す兵器。
基本的に六つの属に分かれており、自らの生命エネルギーにあった駆動装置を扱うと、通常より大きな力が発揮できるという仕組みに気付いた人類は特に強力な各属の駆動装置を一つずつ神器として崇め、その属に沿った国を六つ作り上げた。

革新時代魔術

概要

文明の崩壊により、科学と魔術の境が曖昧になり、スチームパンクのような劣悪な環境でありながら、変換術と称される駆動装置を元にした魔術が扱われるようになった。

変換術

当時の魔術は、既に長い歴史の中で魔術という名称を失っており、また種族の進化により、駆動魔法用のエネルギーを蓄える特定の器官が失われたため、自らの生命エネルギーを消費して利用したことから変換術と呼ばれた。
例えば変換術を一度使えば、若干の倦怠感を覚え、二度使えば息を切らし、三度使えば死に至るというように、変換術の濫用は死に直結するという、駆動魔法と違い、明らかに高リスクなものであった。
そのためそんなものを扱う者たちは、変換術士という特異的な名で呼ばれていた。

時空時代魔術

概要

世界システムの権利剥奪によって、世界システムの科学技術をベースに、旧世界のゲームの世界観が投影されているため、詠唱や陣がより一層ファンタジックなものとなっている魔法。
科学という概念を全て神へと置き換え、一定条件を満たすと扱える利用者権限付きの魔術を神からの授かりものだと崇めたりした。

使役魔力と生体魔力

本来生命エネルギーを利用して発現する魔法であったが、この時代の魔術は違った。
使い過ぎると死に至る魔術というデメリットを、一定以上使用すると気絶すると書き換えることによって、人が死に至る前に魔術の使用を抑制した。
その気絶するまでの魔力を使役魔力、身体の動きを維持する魔力を維持魔力と呼んだ。
しかしその制限こそ、直接世界システムへの魔術申請を行う電磁波を抑制するものであり、世界を改変した者が、反逆者を生まないための手立てでもあった。

  • 最終更新:2020-05-21 22:08:36

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